大正十三年(一九二四)甲子(きのえね)二月 王仁三郎「錦の土産」。教団の中核に侵入してくる悪霊の働きを予言。戦後の第三次事件にも響く内容に満ちている。「伊都能売の御魂霊園の天人なる大八洲彦命の精霊を充たし瑞月の体に来たりて口述発表したる霊界物語は、世界経綸上の一大神書なれば、教祖の伝達になれる神諭と共に最も貴重なれば、本書の拝読は如何なる妨害現はれ来るとも、不屈不携の精神をもって断行すべし、例へ二代三代の言と難も、この事のみは廃すべからず。邪神界殊に八十八派の兇徒界の妖霊は一応尤もらしき言辞を弄し、月(瑞月 王仁三郎のこと) の西山に入りたる際、得たり賢しと聖地へ侵入し来り、先ず第一に二代三代の身魂を誑惑せんと雄猛び襲ひ来るべし。然して自己の霊系の暴露するを恐れて、教祖の血統を楯に数多の信徒を魔道へ誘はんとするは、火を賭るよりも明白なる事実なり。注意すべし」二月十三日 王仁三郎、蒙古へ。エルサレムをめざすこの蒙古入りが、聖書のヨハネ黙示録やダニエル書の一二六という数字に深く関連していたことは、先にも触れたが、出口和明氏の『予言・確言」に詳しい。