大正六年(一九一七)丁巳(ひのとみ)二月 一月から刊行された『神霊界』に、出口直の筆先が、王仁三郎により神諭として継続発表される。三月 王仁三郎、『神霊界』三月号に「大正維新に就いて」を発表。世界大家族制度、皇道経済など、-種の預言的な論調を張って行く。六月二十六日 秋山真之、東京に大震災があると、この日を予言。大騒ぎとなる。(浅野和三郎『冬籠』「東のぼり」、『大地の母」十一巻十章「東京大地震」など)「…秋山中将に霊眼が開けて、早くからあの大正十二年九月一日関東地方に起こった大地震の光景を見ていた。ただ、時の判断を間違えて、すぐその事が実現することと思い、時の大官連に預言警告を発した。わたしはその事を知るとともに、その誤りであることを通知し、ただちに取消すようにと電報で何度もいうてやったが、自分の霊眼を信じきっているので、なんとい、っても聞かなかった。そのとき大本におけるあらゆる御神殿の扉が、ガタガ夕、ガタガタと鳴って、大変な事であった。時を判断することを誤っているのであるから、その日が来ても何事も起こっていなかった。無論大震災など起こるわけがない。某氏は恥ずかしくて世間は顔出しもならない羽田に陥った。と同時に、大本の神さまに対して可なり大きなご迷惑をかけたものである」(王仁三郎「正夢と霊夢・霊限」『水鏡』昭和六年)