昭和二十年(一九四五)乙酉(きのととり)

敗戦直前 出口栄二著「大本教事件」(一九七〇年三一書房)二五一~二頁。「外国軍隊による支配についても、敗戦の一週間前に綾部の山水荘(王仁三郎の居宅)で、『神風でも吹かして日本を勝たせてください」とたのんだ開祖時代からの古い信者に、『心配するな、今度はアメリカが日本にきて、ええ御用をするんや」とさとしていた。その「ええ御用」について王仁三郎はつぎのように語っている。『日本はな、世界を一軒の家にたとえると神床にあたるのや。所が、その神床が非常に汚れて塵挨が溜まっている。掃除をせねばならぬのだが、日本人自身にやらせると血で血を洗う騒ぎをくりかえすばかりで出来はせん。神様はマ元帥という外国出身の荒男をつれてきて掃除をさせられるのや。つぎに座敷じゃ。世界の座敷は朝鮮と中国である。つぎに庭先の掃除が必要となってくる。世界の庭先とはソ連や米国にあたるのや』と。」