九月一日 この日の「月照山」の歌に三つ年の先の世界をながむれは 鬼や大蛇のくるひまはれる十月三日 この日の「月照山」の歌に小羊は地の上に食み梢には 申食(は)みて居り鳥空に舞ふかつかつに 羊のむれは草をはみ 申はゆたかに木の果をくう樹に住める猿も又飢ゆ申の年 鳥の翼も枯れて地に落つ このころ 王仁三郎、面会の信徒に「米英の号外、我敵大勝利」と書き与える「新月の影」三二七頁)。 また十一月に、満州部隊に入営する信者の子どもに「日本は敗ける。ソ連が出て一週間もしたら大連まで赤旗が立つ。そしたらすぐ道院に行きなはれ」(『大本七十年史」)など、日本敗戦を予言している。収集してゆけば、このころの時局がらみの予言は多い。 昭和十九年(一九四四) (きのえさる)一月「いよいよ今年は猿が木から落ちる年である。来年は酉あいの年で一寸言はれぬ」「今年は玉国別の年である。猿に両眼をかきむしられたのは月日を失ふということで、意味のあることや」(『新月の影」)「今、日本は必死になって南の方ばかり見て戦っているが、不意に後から白猿に両眼を掻きまわされると、三谷さんに伝えなさい」(「大本七十年史」)霊界物語四十三巻二~三章に、玉国別が眼を傷つけられる物語がある。昭和二十年八月八日のソ連参戦の予言と思われる。 七月二五日にも「玉国別は日本の国のことで、白毛の猿はロシアのことである。神国別も日本のことである」とか、十一月三日にも「フィリッピンは日本の坤(西南)である。昨年は未、今年は申である。今は小猿があばれているところである。うしろから白露の大猿が出てきて目を引っかく時が大変である。霊界物語の王国別は日本の事を書いたのである」など、語っている。